『8』利用者さんの無限 ∞ の可能性を信じて関わっていきたい

長年病院で精神科医療に携わっていた中でいつも感じていたことは、「もっと地域の安心した居場所や受け皿があれば、何倍もその人らしい社会生活が出来る」
「自分がその受け皿になれればいいな~」と。

精神科認定看護師を取得するために学んだ1年間で、その想いは強くなった。
そこでの学びは、社会資源の知識が増えたことや、人と人とをつなげる手段を沢山得たこと。

精神科看護師としてのスキルの引き出しが増えた事で、精神科特化型訪問看護ステーションを開設しようと決意が固まった。

本来の僕の強みは・・・相手の話をじっくり待って聞くこと。
ユーモアを交えて相手の気持ちを引き出す事。

まずは一度、僕のところにお話しに来て欲しい。
そして、当ステーションの訪問看護を受ける事で、一人でも多くの方が病院から地域生活を過ごせると嬉しいです。

22年間務めた沖縄県立病院では、2度の離島での病院勤務、D-PAT(災害派遣精神医療チーム)でのトレーニングや西日本大震災への災害派遣など、多くの経験をさせていただきました。大変感謝しております。

これからは地域から沖縄県の医療を支えていくことで恩返しをしていきたいと思います。

母子支援特化型訪問看護ステーション開設への想い

精神認定看護師と助産師がコラボレーションした訪問看護ステーションが実現出来たら、こんな素敵な事はない…。そう思いながら準備をすすめ、ようやく、母子支援特化型の訪問看護ステーションを開設することができました。全国でも数例しかない母子支援特化型の訪問看護ステーションは、沖縄県にこそ必要なシステムだと考えています。

 

当ステーションの1番の願いは「ママと赤ちゃんが笑顔になる事」

核家族化・アフターコロナで社会情勢が変化し、人と人との繋がりが希薄化する中、人知れず孤独感を感じながら育児をするママが増えています。また沖縄県は県外からの移住者も多く、身近に頼れる人がいない方が多いことも現状です。当ステーションのスタッフが関わることで、近年、社会問題として取りざたされている産後鬱の重症化を防ぎ、虐待のない世の中の手助けができればと思っています。

そのために、

  • 自治体の新生児訪問・産後ケアなどの母子支援事業と協力しながら、継続的なサポートを行っていきたい
  • 全ての母子が平等に、妊娠から産後まで個別性を大切に継続的なケアを受けれるような母子支援をしていきたい
  • 利用者本人だけでなく、家族(特にパートナー)へのサポートも行い、家族のように心を込めて関わっていきたい

と、スタッフ一同、熱い想いを抱いております。ママと赤ちゃんの笑顔のために、今までの経験を活かし、誠心誠意全力で頑張ります。

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